基本
標準体重[kg]
身長[m]×身長[m]×22
* (身長−100)[cm]×0.9 でも同じ様な値になります。
・上の2式の例ですが、25歳で身長158.1cmの女性の標準体重[kg]を計算すると、それぞれ
1.581[m]×1.581[m]×22=55.0[kg]
(158.1−100)[cm]×0.9=52.3[kg]
になります。参考までに、表「年齢別の身長,体重の基準値と基礎代謝基準値」の数値と比較してみて下さい。20代位までは標準体重より体重の基準値の方が軽い様です。
* 体重=身長−110 という式もあります。中学生(一年生男女平均152cm程)位からなら使えそうです。
・標準体重の計算式に用いる数値の22は肥満度(BMI)の標準の数値(18.5〜25)に関連する
・標準体重の85%以下は極端の痩せ、標準体重の60%以下の痩せは重篤な栄養障害です
・体重が標準以下でも体脂肪が増えてしまった隠れ肥満[正常体重肥満]も多い
{関連:肥満度,摂食障害(過食症と拒食症),低カロリーダイエットと飢餓状態} {...b3,b4,m1,m5,d4,l4}
適正(摂取)エネルギー量[kcal]
標準体重×生活強度
生活強度: (軽い)25〜30,(中程度)30〜35,(やや重い)35〜40,(重い:重労働)40〜
生活強度[生活活動強度]別の体重1sあたりの必要エネルギーです。
軽い(主婦・事務職等):散歩や買い物等1時間程度の歩行と立位での軽作業や家事等、他は大部分座位で事務,談話等をしている場合。
中程度(製造加工・販売職等):通勤や仕事等で2時間程度の歩行や立位での業務が比較的多く、他は大部分座位で事務,談話等をしている場合。
やや重い(外回り営業等):2時間程度の歩行と、大部分が立位での作業と1時間程度はスポーツ等の比較的強い身体活動や比較的強い作業に従事している場合。
重労働(強い作業に従事・運動選手等):歩行や立位が中心で他に1時間程度は激しいトレーニングや激しい作業を含む活動をしている場合。
* 例えば身長160cmで事務職の女性(標準体重:56.32kg)の場合を生活(活動)強度(軽い)25で計算してみると、
標準体重×生活活動強度=
身長[m]×身長[m]×22×生活活動強度=
1.6×1.6×22×25=
56.32×25=1408[kcal]
が適正(摂取)エネルギー量となります。
・摂取エネルギー[カロリー]より消費エネルギー[カロリー]を増やせば痩せる
(関連:一日に必要なカロリー,「1日のエネルギー所要量」の式との比較) {...b3,b5,m1,m4,d8,l4}
目標摂取カロリー
ダイエット中の一日の目標摂取カロリーの計算をしてみます。
適正摂取エネルギー量(=標準体重×生活強度)の式を応用して、目標体重(理想体重)になる為の目標摂取カロリーを次の式で求めます。
目標摂取カロリー = 目標体重×25〜30
健康的に痩せるには一か月当りマイナス5%以内位が望ましいので、仮にあなたの体重が現在60kgで理想体重が50kgだとしたら、最初の目標体重は1か月後に60×0.95=57[kg]に設定してみて下さい。
目標摂取カロリー = 57×25〜30 = 1425〜1710[kcal]
ただし、基礎代謝を下回らない様に基礎代謝量計算式で計算して下さいね。
・摂取カロリーが少な過ぎると筋肉が分解される事がある(あまり使わない筋肉より脂肪を残す)
(関連:脂肪だけでなく筋肉も分解) {...m3,d2}
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